昨今では、HRBPやCHROなどHR領域におけるポジションやタイトルが日本の労働市場、企業にも浸透してきました。また、企業全体のHR領域への投資額も年々上昇し、長年軽視され続けてきたHR/人事の役割そして重要性が理解され始めてきたと言えるでしょう。
しかし、アメリカやイギリスでは、数十年前に1980年代頃から、学問的にもプラクティカルにもHRの果たす役割や重要性は認識され、HR Professional (HR専門家)は組織経営において中枢に据えられるべきだと論じられてきました。実際に、HR部門で働く従業員は、HR領域で学位を取得していたり、資格を保持しているケースが多く、文字通りprofession (専門)の一つとしてビジネスマネジメント領域で位置付けられています。
イギリスの労働市場では、ほぼ例外なくCIPD (英国資格認定協会)の資格を保持する人財がHR領域でキャリアをスタートさせ、ポジションが上がるごとに更に上位の資格を求める企業も少なくありません。Amazon UKはHR領域に従事する従業員の昇進あるいは採用要件にCIPDを盛り込んでおり、GAFAにもその重要性は認識されていると言えるでしょう。
アジア圏においても、シンガポールやマレーシア、香港ではHRの学位やCIPDの資格を取得できるプログラムが用意され、HRインフラが整備されていると言えます。CIPD Asiaはシンガポールに拠点が置かれ、アジアでのHR啓蒙を行ってきました。
しかし日本国内でHRの学位を取得できるインフラは皆無に等しく、HR領域における学問的な下地は未発達であるのが現状です。そのため、HRのキャリアアップを行いたいと考えるプラクティショナーは欧米やシンガポールなどに留学を行う必要があり、高額の費用 (1000万程度)に加え1-2年のキャリアギャップの代償を払うことが与儀なくされてきました。費用や時間もさることながら家庭の事情で留学を行うことが難しいプラクティショナーの方も多く、断念せざるを得ないと考える方々が多いのが現実です。
このような状況を受け、弊社はCIPD Asiaと業務連携を行い、日本の企業そしてプラクティショナー向けに短期集中型のHRコースの導入を開始いたしました。
CIPD (The Chartered Institute of Personnel and Development) は英国を拠点としたHRプロフェッショナルのための協会です。・・・・
また、CIPD Professionals のための上位コースLevel5 及び Level7 Diplomat (学位付き)をオンラインコースのご紹介も開始致しました。通常英国で、学位を取るには1000万近くの費用を伴いますが、40万-80程度 (時期と為替相場により変動)で取得が可能となっております。また、全てオンライン上で完結し、週末や仕事後を活用してコースを受講できるため、キャリアに穴を空けることなく資格取得が可能になりました。HR領域でキャリアアップを行いたい、学問的なHR領域を体系的に学びたい、HR領域にキャリアシフトしたいと考える方におススメです。
詳しい料金やコースの内容に関しては、こちらからご確認ください。。
(D.S)