こんにちは。コンサルティング&ソリューション事業部の田中です。弊社では、イギリスのICS Learn社と提携し、CIPD資格付与コースのお取り扱いをしています。2022年7月より、私自身、Level5のコースの受講を開始しました。CIPD体験記をできる限りリアルタイムで書いています。CIPDにご興味がある方、詳しく知りたい方、Linkedinからお気軽にメッセージをください!
今回は、HR profession Mapについてご紹介します。
HR Profession Mapとは・・?
CIPDが作成したHR Profession Mapは、HRの専門家としての国際的なベンチマークです。PURPOSE、Value、Core Knowledge、Core Behavior、Specialist Knowledgeの5階建てで構成されており、Core Knowledge、Core Behavior、Specialist Knowledgeについては、自身のレベルを評価するための基準が準備されています。
各評価項目について
・Foundation level
・Associate level
・Chartered Member level
・Chartered Fellow level
の4段階で評価します。
CIPD Level5のコースの中では、HR Profession Mapに基づき、自身のレベルを評価し、SWOT分析を行ったり、今後のキャリア計画(PDP:Professional Development Plan)を立てるということも行います。
Commercial Drive
HR Profession Mapを学習する中で、Core Behaviorの中のCommercial Driveがとても印象的でした。Commercial Driveについて、CIPDのサイトでは、次のように述べられています。
Commercial drive is about applying a business and customer-focused approach, and demonstrating the commitment to deliver results that create value for organisations.
https://peopleprofession.cipd.org/profession-map/core-behaviours/commercial-drive
「ビジネスと顧客に焦点を当てたアプローチを適用し、組織に価値を生み出す結果をもたらすというコミットメントを示す」ことが人事/HRとしても必要だということです。
実際にCommercial driveの評価基準のChartered Fellow levelでは、
・人材戦略と商業戦略を連携させることで価値を生み出す
・企業価値を高めるために顧客のニーズを理解することを優先する文化を作る
など、経営に携わる上での能力が示されています。
(※Commercial driveには5つの評価基準がありますが、2つだけ紹介しました。)
企業において、「人」は最も重要な経営資源であると言われます。重要な経営資源である「人」が働きやすい環境を作るだけではなく、現在の経営資源の中でビジネスを最大化させるための戦略を描くこともHRの重要な役割なのだと感じました。