仮想通勤 ~30人の会社のテレワーク Vol.47 ~

マイクロソフトがTeamsのViva Insightsアプリの中で仮想通勤の機能を実装しています。

仮想通勤を設定しておくことにより、同僚からはその人が「通勤中」であることが分かるようになるようです。

仮想通勤時間の使い方としては、
出勤時間に相当する時間帯には散歩をしたり、その日の仕事を整理して気持ちを切り替える
退勤時間に相当する時間帯には、1日に仕事の振り返りや翌日のタスクの整理を行う
というようなことが想定されているようです。

仮想通勤を行うことによりダラダラと仕事をすることを避ける、ONとOFFを切り替えるというような効果が見込め、テレワーク下でのwell-beingを高める1つの手段として注目されています。

私の仮想通勤

テレワークを開始して1年5ヶ月。「通勤がなくなって快適!」と思う反面、「集中できない!」と思うことも増えてきました。そこで、自宅のレイアウトを少し変更して、作業場所を変えてみることにしました。

これまで、私はリビングで、夫は別部屋で仕事をしていました。朝食や昼食を食べた後、夫は別部屋に仕事をしに行く一方で、私はそのままリビングに残り仕事をする。「夫の“別部屋へのプチ通勤”うらやましい!」「私も別部屋で仕事をしたい!」ということで、自宅をがんばって片付け、夫にも協力してもらいながら、仕事用スペースを作りました。

これがかなり快適です。何歩か歩くだけですが、別部屋に移動することにより、仕事とプライベートの切り替えがよりスムーズになったような気がします。

移動以外にも集中力向上に寄与していると思われることがあります。

①視覚情報

場所を変えたことにより、目の前が「壁」になりました。リビングで仕事をしている時には、調味料・洗っていない食器(笑)・棚に並んでいるお酒などがどうしても視界に入ってしまいます。目の前が壁になったことにより、処理する視覚情報が減り、仕事に集中できるようになりました

②光の加減

私は光が苦手です。そのため、昼間でもカーテンを閉めています。リビングで仕事をしている時には、カーテンが開いていると日光が横から入る配置でした。そのため、眩しくてカーテンを閉めに行くこともしばしば・・場所を変えたことにより、日光が後ろから入る配置になり、自然光の享受は受けつつも眩しくない!という環境ができました。

WELL Building StandardTM(WELL認証)というアメリカのオフィス環境に関する認証制度があります。7つのコンセプト(空気、水、食物、光、フィットネス、快適性、こころ)の中に「光」も含まれており、光の加減も仕事をする上で重要な要素の1つであることを示しています。

まとめ

今回は、仮想通勤について、ご紹介しました。

通勤時間がなくなり、仕事とプライベートの切り替えが難しくなったと感じている方は、ぜひ日々の生活の中に仮想通勤を取り入れてみてはいかがでしょうか?

私のように部屋を分けなくても、「同じテーブルで座る場所を変える」「一度ベランダに出てリフレッシュしてから仕事をする」「コーヒーを飲む」等でも良いと思います。小さなルーティーンを取り入れることにより、皆様の仕事の効率が上がり、仕事もプライベートもwell-beingにつながれば良いなと思います。

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