“マイクロラーニング” アダプティブラーニングとは?
アダプティブラーニングという学習方法をご存じでしょうか?近年、新たな人材育成の取り組みとして注目が集まっています。本記事では、アダプティブラーニングについてご説明いたします。
アダプティブラーニングとは?
アダプティブラーニングとは、個々の学習者の習熟度や興味・関心に応じてレベルや内容を個別に提供する学習方法のことです。適応学習と呼ばれることもあります。おもに、IT技術を用いて個人の特性や習熟度を見極め、レベル別の教材を出し分けたり、苦手な分野を繰り返し学習したりという方法を指します。
アダプティブラーニングのメリット
アダプティブラーニングのメリットとして、以下の内容が挙げられます。
- 学習者の習熟度や興味に応じて調整可能
アダプティブラーニングは、個々の学習者の習熟度や興味・関心に応じてレベルや内容を調整することができます。そのため、学習者の知識のばらつきを抑えることができます。
- 指導品質の均一化が可能
アダプティブラーニングは、客観的なデータの蓄積および分析に基づいた学習プログラムを提供する学習方法です。そのため、指導者による差異がなく指導品質を均一化することができます。
アダプティブラーニングのデメリット
アダプティブラーニングのデメリットとして、以下の内容が挙げられます。
- 初期投資のコスト発生
アダプティブラーニングを行うためにはICT環境の整備が必要不可欠です。また、一般的なeラーニング手法と同様に、複雑な知識や対人スキルの学習には向いていません。
- モチベーション維持の難しさ
学習者の自由度が高いアダプティブラーニングは、強制力や集中力が弱くなってしまうため、人によってはモチベーションの維持が難しくなります。
まとめ
アダプティブラーニングは、個々の学習者の習熟度や興味・関心に応じてレベルや内容を個別に提供する学習方法のことです。自社の人材育成をより充実させるためにも、アダプティブラーニングを人材育成に活用してみてはいかがでしょうか。