①外部結合

ここでは他システムとの連携が上手くいくかどうかを確認します。

この前のフェーズでマスタの設定をしていますが、そのマスタの設定が正しくない場合は、連携が上手くいきません。また、連携時のデータが SuperStream-NX に適合した形式ではない場合も、連携が上手くいきません。

実際に連携のテストを行うことで、マスタ設定の不備やデータの不備が発覚することになりますので、運用テストを開始する前に確認しておく必要があります。

情報システム担当の方が一生懸命、連携時用のデータを作成して下さったのに、エラーが起きることもあります。でも、本稼働前であればいくらでも修正可能ですので、やはり事前にテストしたいですよね。

テストデータは本番と同様のものを使用します。でないとテストの意味がないですからね。お客様に本番と同様のデータを用意していただき(本稼働後に使用する予定のデータをそのまま使えば良いと思います)、テストしていただきます。

エラーが発生したら、エラー原因を調査して修正します。分からない場合は気軽に私達に質問してくださいね、とお伝えしていますが、お客様によって質問してくる頻度が異なります。社風の違いということなのでしょうか。

テスト期間中では遠慮せずにたくさん聞いた方が後々助かると思いますよ!本稼働後にエラーが頻繁に発生すると業務に支障があるので、テスト期間中に解消してしまいましょう。

②総合テスト

総合テストでは、 SuperStream-NX で行いたい作業を全般的に行います。実際にシステムを動かす中で、結合テストと同じようにマスタの設定に不備などがあるとエラーが発生します。そのエラーをつぶすためのフェーズですね。

結合テストと異なるのは、基本的に結合テストは連携テストに絞られますが、総合テストは本稼働後の業務で滞りなくシステムを動かすことが出来るかを確認する場となりますので、結合テストよりもテスト範囲が広くなります。

結合テストも総合テストも基本的にお客様に行って頂く作業です。となった場合、運用テストと何が違うのかという疑問が湧いてくる方もいるかもしれませんね。

簡単に書くと、

・結合テスト、総合テストはエラーをつぶす場所
・運用テストは SuperStream-NX の使い方を学ぶ場所

という違いがあります。結合テスト、総合テストはエラーが出た都度、マスタを設計し直し、設定する必要があります。運用テストでは、システムの使い方を学ぶ場所であり、基本的にエラーは出ない想定です。

でも、実際にプロジェクトを進めていると、結合テスト、総合テスト、運用テストは混ざってくる事もあります。結合・総合テストをしながら使い方を学ぶことも出来ますので。

となると、結合・総合テストはプロジェクトメンバーにとってはテストに加えて使い方を学ぶ場でもあり、運用テストはプロジェクトメンバー以外の社員の方が使い慣れるための場、と考えた方がよいかもしれませんね。

おわりに

以上、結合テスト、総合テストのご紹介でした!
もちろん、テスト開始前には私達からプロジェクトメンバーに対してシステムの操作方法をご説明しています。事前に操作方法を頭に入れたうえで、テストをするという感じですね。

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